「声優養成所の入所オーディションではどんな自己PRをすればいいの?」
「審査員に覚えてもらえるような自己PRがしたい」
「入所オーディションの時に審査員がチェックしているポイントが知りたい!」
声優養成所の入所オーディションで、どのような自己PRをしたらいいのかわかりません…
声優養成所の入所オーディションに合格するためには、自己PRが重要になります。
こちらの記事では、効果的な自己PRや審査員が見ているポイントなどについて詳しくご紹介します。
コチラの記事では、
- 入所オーディションでの自己PRの重要性
- ライバルと差をつける自己PRの構成とポイント【例文6選】
- 審査員がオーディションで見ているポイント
などについて詳しくご紹介します。
自己PRの重要性
声優を目指すみなさん、自己PRはとても大切なポイントです。
オーディションでは、自己PRが上手にできると、たとえ演技力が少し足りなくても合格しやすくなるんですよ。
だからこそ、しっかりと準備をしておくことが大切です。
こちらの記事では、自己PRの基本から効果的な作り方、審査員が何を重視しているか、そして志望動機の書き方について詳しくお話しします。
自分の魅力を伝える力を身につけて、一歩前に進みましょう!
声優になると、オーディションを数多く受けて仕事を取っていくことになります。
その中で、同じくらいの実力の人がいても、自分をうまくPRできるかどうかで審査員の印象が変わることがあります。
「おもしろい子がいる」「キャラがいい」「努力家の面が見えて伸びそうだな」と思ってもらえるかどうかはとても大事なこと。
声優養成所のオーディションでは、自分の魅力をアピールする自己PRがとても大切です。
審査は主に対面で行われるので、直接審査員と話しながら自分を表現する機会になります。
このとき、他の応募者と差をつけるために、自己PRの内容が特に重要になります。
【例文あり】自己PRの構成とポイント
自分をしっかりとアピールするための自己PRを作るためには、以下の7つのポイントを押さえることが大切です。
7つのポイント
- 挨拶と名前
- 強みのアピール
- 強みの根拠
- これまでの経験
- 経験で得た実績
- 声優養成所で目指したいこと
- 感謝の言葉
自己PRを考える際は、この7つのポイントを入れて考えるようにするといいでしょう。
ネガティブ表現は避けよう
ネガティブな言葉は避けて、ボジティブな言葉に言い換えましょう。
例えば、「飽きっぽい」という言葉は「好奇心旺盛」と言い換えることで前向きな印象になります。
7つのポイントを入れた例文 6例を紹介!
こちらでは、7つのポイントを入れた例文をご紹介します。
例)はじめまして、○○と申します。
私の強みは「豊かな表現力」で、学校の演劇部では登場人物の感情をリアルに表現する役を任されました。
観客の反応から、自分の演技が伝わる喜びを感じ、さらなる表現の幅を広げたいと思っています。
声優養成所では、細部までこだわる姿勢で技術を学び、一層の成長を目指したいです。
貴重な機会をいただき、感謝いたします。
例)こんにちは、○○です。
私の強みは「高い集中力と忍耐力」です。
小学校から続けているピアノ練習で、細かなニュアンスの違いに気づく観察力も培いました。
この特性を声優としての表現に活かし、キャラクターの心情を丁寧に表現する技術を習得したいと考えています。
学べる機会をいただけることに感謝し、全力で努力したいと思っています。
例)お世話になります、○○と申します。
私の長所は「聴く力」です。
友人の悩みや話を深く聴き、感情の機微に気づくことで相手の感情を共感する力を得ました。
この力を活かし、視聴者に響く声で多くの感情を届ける声優を目指しています。
入所後は、基礎をしっかり学び、表現力を深めるための努力を惜しみません。
どうぞよろしくお願いいたします。
例)こんにちは、○○と申します。
私の強みは「幅広い声の表現力」です。
中学時代に朗読大会で優秀賞をいただき、声のトーンやテンポで感情を伝える楽しさを知りました。
声優養成所では、より多彩な役を演じるための基礎を学び、キャラクターに命を吹き込める存在を目指しています。
審査していただけることに感謝いたします。
例)はじめまして、○○です。
私の強みは「挑戦心の強さ」です。
高校では演技のワークショップに積極的に参加し、自分をさらけ出す勇気を身につけました。
声優養成所では、未知の役柄にも柔軟に挑戦し続け、自分を成長させたいと考えています。
貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
例)はじめまして、○○と申します。
私の強みは「コミュニケーション能力」です。
高校時代はで生徒会役員を務め、相手の意図をくみ取る力を磨きました。
この経験を通じて、役を演じる際にも登場人物の気持ちに寄り添うことを大切にしています。
ここでさらに技術を磨き、多くの人に愛される声優を目指します。
貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
自分の自己PRを考えてみよう!
これら6例の例文を見ながら、内容を自分の経験や目標に当てはめてみましょう!
自分がこれまで「経験してきたこと」「興味を持ってやっていたこと」「好きなこと」なんでもいいので書き出してみましょう!
そして、自分のアピールを考えていきます。
特にこれという実績がなくても大丈夫。
ストーリー性を持って自分の夢への気持ちを表現してみるといいです。
他の人とは被らない、自分オリジナルのPRを考えて伝えることが大切です。
難しく考えず、自分の思いや夢を自分なりに伝えることが大切ですね。
審査員が見ているポイント
声優養成所の面接では、自己PRを通じて審査員はどんな点を重視して審査しているのでしょうか?
面接を受ける前に知っておきたいですね。
声質や話し方
面接の自己PRを話す場面では、どんな声質をしているのかもチェックしています。
声質をチェックする際には、
- 発音がはっきりしているか
- 言葉の一語一語がクリアに聞こえるか
といった声の明瞭さも重視しているポイントになります。
口を大きく動かし、はっきりと発音することを意識して自己PRを伝えるようにしましょう!
ここがポイント!
滑舌をよくする練習として、普段から早口言葉や発声練習をするのがおすすめです。
声が響くと、相手の心に届きやすく、特に印象が残る効果が高くなります。
審査員もこの響きを通じて、その人の声の表現力や深みを評価します。
相手に聞き取りやすいはっきりした声で、響かせるような声を出せるといいですね。
協調性やコミュニケーション能力
協調性やコミュニケーション能力は、特に大切なポイントのひとつです。
声優の仕事では、他の声優やディレクター、スタッフとの連携が欠かせません。
そこで、審査員はその人がチームでどれだけ円滑に動けるか、他者と良好な関係を築けるかを見ています。
協調性とは…
協調性とは、他者と協力して物事を進める力のことです。
声優は、台本をもとにチームでひとつの作品を作り上げるため、他者の意見や演技に対する理解、そして柔軟に合わせる姿勢が求められます。
協調性があると、現場が円滑に進むだけでなく、作品の質も高まります。
協調性があることで、他のキャストとの掛け合いや相手の演技に対するリアクションが上手くできることが期待され、チームでの作品づくりが得意な人だと印象づけられます。
コミュニケーション能力とは…
コミュニケーション能力は、単に会話をするだけでなく、「相手の意図を理解し、自分の考えをわかりやすく伝える力」を指します。
声優は、監督や演出家からの演技指導を的確に理解し、適切なリアクションをすることが求められます。
また、同じシーンを演じる他の声優とも意見交換をしながら、シーンをより良くするための工夫が必要です。
このようなコミュニケーション能力があると、 収録現場で監督や他のキャストとのやりとりがスムーズに行え、演技指導の理解や場の空気を感じ取る力があると評価されます。
柔軟な順応力
柔軟な順応力が高いと、声優の現場でのパフォーマンスや対応力が格段に向上します。
例えば、台本をもらってから収録までの時間が短い場合や、演技のニュアンスを突然変える必要が出てきた際にも、この順応力があれば適応しやすく、指示に沿った演技ができます。
そのような素質があるのかどうかも、自己PRを通じて伝えられるといいでしょう。
忍耐力や努力の継続力
忍耐力や努力の継続力は、声優の厳しい業界で成功するための重要なポイントです。
声優の仕事にはオーディションや長時間の収録、思うように結果が出ない時期など、さまざまな困難があります。
そのため、途中で諦めずに努力を積み重ねられる人は成長が期待され、審査員もこの力を高く評価します。
忍耐力
例えば、部活動やイベントでの長時間の練習や収録の経験も忍耐力を示せる良い例です。
特に、体力的・精神的に厳しい状況でも投げ出さずに最後までやり遂げた経験があれば、声優というハードな仕事にも向いていると判断されやすくなります。
努力の継続力
継続力があることを伝えるのも大切なポイントです。
例えば、発声の基礎力を身につけるために「毎朝10分の発声練習を半年間続けてきた」といった実績があれば、努力をコツコツと続けられる姿勢が伝わります。
また、演技の表現力や滑舌を改善するため、日々特定のトレーニングを繰り返し行ってきた経験も、努力の継続力を示すポイントです。
例えば「早口言葉が苦手だったため、毎日30分練習し、徐々にスムーズに話せるようになった」といったエピソードがあれば、目標達成に向けて粘り強く努力する姿勢が伝わります。
感じ取れる雰囲気
雰囲気とは、その人から自然に感じられる人柄や、周りに与える印象、内面から出る独特のオーラのようなものです。
自信を持った姿勢は、声優にとって信頼感を与え、他者に安心感を与える要素となります。
ポジティブな印象を与えられると、演技に対するやる気や熱意が伝わりやすく、審査員に「この人なら困難に立ち向かえる」という期待を抱かせることができます。
志望動機の書き方
自己PRと志望動機は、同じように考えてしまう方が多いですが、伝える内容は違います。
- 自己PR:あなたの強みや自分についてをアピールする
- 志望動機:どうして声優になりたいのか、どうしてこの養成所を選んだのか、その理由
内容を混ぜないようにポイントを押さえて考えるようにしましょう!
志望動機では、
- 声優を目指すきっかけ
- 声優としての夢や目標
- 声優養成所を選んだ理由
- 将来のキャリア目標・ビジョン
などを伝えることがポイントです。
曖昧な表現や人と同じような定型文を使わず、自分の思いをしっかりと伝えることが大切です。
志望動機の詳しい書き方については、こちらの記事をご参考にご覧ください。
まとめ
最後にこちらの記事をまとめていきましょう。
こちらの記事では、
- 入所オーディションでの自己PRの重要性
- 自己PRの構成とポイント【例文6選】
- 審査員がオーディションで見ているポイント
についてご紹介しました。
効果的な自己PRを作るためには、以下の7つのポイントを押さえることが大切です。
- 挨拶と名前
- 強みのアピール
- 強みの根拠
- これまでの経験
- 経験で得た実績
- 声優養成所で目指したいこと
- 感謝の言葉
自己PRを作成する際は、是非こちらの記事をご参考になさってくださいね!